中学生の模擬試験事情について
- 2022年05月05日
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- 中学生受験情報
模擬試験とは、その試験を受験した人(母集団)の中で自分がどのへんの位置にいるのかを明確にするツールです。その位置を具体的に示したものが志望校の判定だったり偏差値だったりします。一般的に偏差値が高ければ実力があると思いがちですが、母集団によって偏差値の算出が全く異なるため○○模試の偏差値○○といった具合に受験した模試に紐づけて偏差値を考える必要があります。
そのため、まず志望校を同じとする受験生が多く受験している模擬試験を選んで受験することが正確な判定を知るうえで大切です。(母集団が大きくずれている場合、たとえ判定がでても不正確だったり、あいまいだったりすることがあります。)
そのため、まず志望校を同じとする受験生が多く受験している模擬試験を選んで受験することが正確な判定を知るうえで大切です。(母集団が大きくずれている場合、たとえ判定がでても不正確だったり、あいまいだったりすることがあります。)
高校入試における模擬試験
・Wもぎ(新教育研究会)
・Vもぎ(進学研究会)
・駿台中学生テスト
・Wもぎ(新教育研究会)
・Vもぎ(進学研究会)
・駿台中学生テスト
Wもぎ(Vもぎ)は、都内の都立高校を受ける生徒を主に母集団としています。エリアによってWもぎ受験者の割合が高い地域(多摩地域などの中央線沿線)Vもぎ受験者の割合が高い地域(豊島区などの都市部)がありますが、どちらも主たる母集団の構成は同じといえます。そのため、どちらでも同じような判定がかえってきます。現に、どちらも受けた塾生の判定は、ほぼ同じでした。
一方駿台中学生テストに関しては、有名国私立受験希望の中学生受験しているケースがほとんどであり、中堅校以下を第一志望に考えている受験生はほぼいないと考えてよいでしょう。そのため、問題の難度も前者2つよりも格段に難しいものとなっています。そのため、最上位の学校(早慶付属校やGMARCH付属校やそれに準ずる学校)を考えている場合、受験をすることである程度の自分の学力の定位置を知ることができるといえます。
※最上位の学校群の場合、前者2つの模擬試験の場合偏差値70以上というくくりの判定となっているケースが多いですが、駿台中学生テストの場合、細かいカテゴリーわけがされておりより細かい判定を知ることができることも多いです。
ぜひ自分の目的に合わせた模擬試験を受験するようにしましょう。